豊橋産つまものが熱い

見た目の良さと殺菌作用も/広がる「食」の可能性と需要/4月12日の記念日登録申請も承認

2024/04/17

江口副知事(左から2人目)に「豊橋『つまもの』の日」制定を報告した富永組合長(右から2人目)ら=東三河県庁で

 豊橋市をはじめとする東三河の特産品の「つまもの」が話題を呼んでいる。今年から4月12日が「豊橋『つまもの』の日」に認定されたほか、近年は新たな消費者として一般家庭での需要が増加。「食」の可能性を広げている。

 主に同市内のつまもの生産者が加盟する豊橋温室園芸農業協同組合は、地元産のつまものを和洋食などに普及させようと、一般社団法人「日本記念日協会」に記念日登録を申請し、昨年12月に承認された。4月12日は「よ(4)い(1)つ(2)まもの」の語呂合わせと、つまものの生産・出荷が増える春の季節に合わせた。

 愛知県によると同組合は全国的にも珍しい、つまもの専業の農協で組合員数は214人(昨年時点)。大葉や食用花「エディブルフラワー」などを生産している。2022年の出荷額は85億円で、出荷シェア全国1位を誇る。

 組合によると、以前は外食産業といった業務用の販売先がメインだったが、新型コロナ禍の「巣ごもり需要」をきっかけに特に「映える」食用花を使う家庭が増えたという。富永諭司代表理事組合長は「どんどん需要は伸びる」と手応えを語る。

 16日には、組合関係者が東三河県庁を訪れ、江口幸雄副知事と面会した。富永組合長は、つまものには見た目の良さだけでなく殺菌作用などがあるとして「意味があって使われてきている」と説明した。

 つまものを使用したメニューの一例で青じそ揚げと大葉を使った焼き菓子の「リーフパイ」、大葉ジュースを試食した江口副知事は「おいしい」を連発し、「豊橋『つまもの』の日」を県としても「バックアップしたい」と語った。

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