新商品「本まぐろ煮」アレンジ/平松食品レシピコンテスト試食審査会
2024/04/20
試食審査会の様子
つくだ煮、甘露煮の製造、販売を手がける豊橋市梅藪町の「平松食品」(平松賢介社長)は19日、同市の直売店「美食倶楽部」で同社のつくだ煮を使ったレシピコンテスト「第46回おしえてレシピ」の試食審査会を開いた。
今回の食材は、希少部位の尾肉を使用する「本まぐろ煮」。テーマは「素材を活かしたお祝いレシピ」で、最優秀賞は京都府の「やままり。」さんの「本まぐろ煮の押し寿司」が受賞した。
審査会では、全国77人が投稿した100レシピの中から、書類審査で選出された8作品を調理。顧客や取引先など計13人が試食し、見映えや味、手軽さなどを採点した。
本まぐろ煮の押し寿司は、すし飯にキュウリや炒り卵、アボカドで彩りを加え、本まぐろ煮を散らした。各作品のレシピは、店頭や同社ホームページなどで紹介する。
本まぐろ煮は、昨年11月に発売し、3月に第67回全国水産加工たべもの展で水産庁長官賞を受賞した新商品。旨味が濃く、コラーゲン豊富な尾肉だが、もともと廃棄されていた部位だという。
平松社長は「全国の皆さまからの提案を形にすることで、商品の可能性を感じた。多くの人に喜んでもらえる新商品づくりや、商品のブラッシュアップの参考にしたい」と話した。
おしえてレシピは、2001年から年2回開かれている。