費用見積額110億円

トヨタ「プリウス」リコールで/東海理化

2024/04/20

東海理化の音羽工場

 トヨタ自動車が乗用車「プリウス」の後席ドアを開けるハンドルスイッチに不具合があるとして13万5305台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た問題で、スイッチを製造している東海理化(二之夕裕美代表取締役社長)がこの問題に関する費用見積額を110億円と公表した。

 リコールは修正後発事象に該当し、2024年3月期の営業費用として業績に反映。決算数値については今月25日に予定する3月期通期決算発表で公表するという。

 リコール対象は、2022年11月から今年4月にかけて生産されたプリウス。スイッチの防水性能が不十分で、洗車などで内部に水が浸入すると回路がショートし、走行中にドアが開く恐れがあるという。トヨタは当面、プリウスの生産を停止する。

 丹羽郡大口町に本社を置く東海理化は、豊川市にも音羽工場(赤坂町)と萩工場(萩町)を置き、キーロックなどセキュリティー製品を生産している。

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