100キロ、70キロを走る

海沿い絶景を舞台に過酷なレース/渥美半島ウルトラネイチャーラン

2024/04/23

ゴール手前でフラワーシャワーを浴びるランナー(サンテパルクたはらで)

 渥美半島を舞台にした「第3回渥美半島ウルトラネイチャーラン」(実行委員会主催)が20日、田原市芦ケ池農業公園「サンテパルクたはら」を発着点に行われた。100キロと70キロ、リレー部門の3種目で、出場者519人は風光明媚(めいび)な海沿いや絶景が望める山道などを駆け巡った。

 全行程のエキスパート100キロに181人、70キロのチャレンジに308人、5人編成のリレー(100キロ)に6チームが出場。東海地区を中心に北海道、愛媛、台湾などから参加した。

 100キロは眺望抜群の蔵王山に向かい、その後はサンテパルクに戻り、70キロコースと同じサーフィンスポットの太平洋ロングビーチや道の駅、伊良湖岬を経由し西の浜など約10キロに渡る直線の海沿いを走り、三河湾側などを通ってサンテパルクを目指した。

 早朝にスタートし、過酷なレースに挑んだランナーは、家族や仲間のほか、地元の人らボランティアらに支えられながら、渥美半島の自然、魅力が詰まったコースを力走。ゴールのサンテパルクでは、完走を祝福するフラワーシャワーを浴び、笑顔を見せた。

 表彰式では、安田弦矢実行委員長、山下政良市長が上位のランナーに賞状や渥美半島の特産品を贈った。

 エキスパート男子で優勝の古田哲朗さん(愛知、8時間42分32秒)は、仕事で田原に単身赴任中で、「思いのほかいい結果が出ました」と喜んだ。

 チャレンジの男子で優勝した小林祐太さん(愛知、6時間37分10秒)は「去年は雨、風に見舞われましたが、今年は山や砂浜、エイドステーションを楽しませてもらいました」と感想を述べた。

 チャレンジ女子優勝の宮武佳菜子さん(愛知、7時間46分39秒)は「途中、いろいろな声援をいただき、キラキラとした海も見ながら田原のまちを楽しんで走ることができました」と話していた。

リレーは、ゴーヤーチーターが8時間50分49秒で優勝した。

2024/04/23 のニュース

ゴール手前でフラワーシャワーを浴びるランナー(サンテパルクたはらで)

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP