テーマに「世界に誇る、日本の文化~いいね! にっぽん」/新城市ほうらい吹奏楽定演
2024/04/23
団員の中で歌声を響かせる矢野さん(新城文化会館で)
新城市ほうらい吹奏楽団(樫本計彦団長)が21日、新城文化会館大ホールで定期演奏会を開いた。団員58人の演奏と市出身で「劇団×音楽部」に所属するソプラノ歌手の矢野千佳さんの美声に、訪れた多くの市民は魅了されていた。
今回のテーマは「世界に誇る、日本の文化~いいね!にっぽん~」。1ステージで、日本文化の中で生まれた曲「龍潭譚(りゅうたんだん)」「吹奏楽のための花祭り」「わらべうたつづり」などが演奏された。2ステージでは、ユーフォニアムの楽器解説やアニメ「響け!ユーフォニアム」オープニング主題歌など、ユーフォニアムの曲が披露された。
3ステージでは「バンドのためのゴジラファンタジー」、交響組曲「シネマ・トリロジー」などが演奏された。このうち組曲「宇宙戦艦ヤマト」で、矢野さんの澄んだ歌声が響き渡っていた。
指揮者で音楽トレーナーの村田真弓さんは「ゴジラとジブリの曲をプログラムに選んでいたが、米アカデミー賞を受賞したのは驚きで、うれしい」と喜んだ。「多くの来場者があり安心した。日本初のいいものをこれからもどんどん発信していきたい」と意欲をのぞかせていた。