桜の季節 

うれしい「報告」が

第五章 第11回

2021/06/06

山本星矢が個人賞三冠に輝いた

 最近は憂鬱(ゆううつ)で暗いニュースばかりだったが、久しぶりに明るい話題が飛び込んできたので紹介したい。東海地区の大学生が優勝を争う第59回東海学生バスケ大会で、桜丘OB山本星矢(常葉大学)が優秀選手賞と得点王、3P王の三冠に輝いた。桜丘時代の恩師・江崎悟監督も「おめでとう」と、教え子の活躍をたたえて賞賛の言葉を贈った。

 毎年春の王者を決めるこの大会は、年末の大学日本一を争う全日本大学バスケ選手権大会(インカレ)へ向けて、各チームが現時点での実力を測る重要な位置付けとなっており、東海地区では、名古屋学院大学と中京大学の2強がタイトルを独占している。

 そんな中、常葉大学は第4シードとして出場し、準決勝では格上の中京大学にダブルスコアで完敗したが、今冬を見据え十分手応えをつかんだ。

 個人賞では、上位チームの4年生が並ぶ中で山本は唯一2年生で優秀選手賞を獲得。52得点で得点王、3点シュート12本成功で3P王にも輝いた。過去、まだ2年生でこれだけ華々しい活躍をした選手はほぼ見たことがない。

 山本は「個人賞をもらえたが、チームが4位で良い結果ではなかったので、チームが勝てるようにしていきたい。全体的にシュートの確率が悪いので修正していくのと、2点シュートの得点も増やし、フィジカルでも負けないように身体を作っていきたい」とコメントを送ってくれた。

 個人の活躍以上にチームの勝利を目指す姿勢は、現状にまだ満足していない向上心の現れでもあり、今後の成長が期待できてすごく楽しみだ。

 近い将来、地元から「第2の鈴木空」としてBリーグの舞台に立つ日が来るかも。

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