2023年の教訓生かし積極的事前避難

台風6号で豊川市駐車場を開放/防災・減災へ思い新た

2026/06/04

桜町連区が独自に開放した寄付公園に避難した車両(2日午後8時、豊川市桜町で)

 台風6号は3日午前に東三河に最接近し、懸念された線状降水帯の発生はなく、大きな被害はなかった。豊川市では、自治体や町内会が把握しているだけでも80台以上の車両が2日夜までに事前避難し、2023年6月の記録的豪雨の教訓を生かした積極的な行動がみられた。

 複数の河川に囲まれ、3年前の豪雨で浸水被害に見舞われた桜町連区では、独自の対策で高台にある寄付公園を開放。近隣住民らが利用し、公園には51台の車両が並んだ。連区は地区内にあるイオンモール豊川とオーギヤ豊川蔵子店にも協力を得て、いずれの駐車場にも複数の車両が避難した。

 桜町連区では23年6月の豪雨で、地区内の小田渕町や蔵子などで446世帯が床上・床下浸水に見舞われた。364台もの車両が水没し、その多くが廃車となった。この3年間、市などに要望して河川や道路冠水監視カメラを6台新設するなどしてきた鈴川智彦連区長(86)は、今回地元で大きな被害がなかったことに安堵しつつ「他県では甚大な被害が発生している。災害はいつどこで起きるか分からない。日ごろから住民と知恵を出し合い、防災・減災対策に取り組んでいきたい」と話した。

 また、市では市文化会館、諏訪第1公共駐車場、豊川駅東駐車場の3カ所を避難車両向けに2日夜から開放した。危機管理課によると、災害対策本部が閉鎖された3日午前10時過ぎまでに文化会館で15台、諏訪第1で11台、豊川駅東で3台の利用があった。市内で11カ所が自主避難所として開設され、このうち3カ所に1人ずつが避難したという。

諏訪第1公共駐車場に避難した車両(2日午後8時半、豊川市諏訪で)

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桜町連区が独自に開放した寄付公園に避難した車両(2日午後8時、豊川市桜町で)

諏訪第1公共駐車場に避難した車両(2日午後8時半、豊川市諏訪で)

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