国内コンクで実績積み重ねる豊川の谷津陽太君/35万回再生 都庁での演奏動画大バズり/プロ指導で表現力に磨き/進学後も音楽の道へ
2026/05/30

写真㊨から自宅のグランドピアノを弾く谷津君。コンクールで獲得したトロフィーや盾は姉の数を超えた(豊川市内で)
豊川市に天才ピアノ少年がいる。市立萩小学校6年の谷津陽太君(11)は国内のコンクールで実績を積み重ね、動画投稿サイトでは35万回も再生されるなど、「よぴピアノ」は知名度を高めている。
愛称「よぴ」こと谷津君は5歳のころ、3歳離れた姉結香さんの影響でピアノを始めた。「お姉ちゃんのトロフィーがどんどん増えるのを見て、僕も欲しいと思った」。姉と同じ自宅近くの教室に通い始めると夢中になった。与えられた課題にとどまらず、自ら進んで練習を重ね、レッスン時間も当初の30分から45分、1時間へ拡大した。
当時は新型コロナウイルス禍で発表の機会がない中、習い始めて7カ月のころ、難曲で知られる「エリーゼのために」に挑戦。苦戦しながらも弾き切った。別の曲で臨んだ初めてのコンクールは予選落ちも、周囲は秘めた才能に注目するようになった。
その後はメキメキと腕を上げ、名だたるコンクールで活躍するようになる。ピティナ・コンペティションでは狭き門を通過して全国大会に出場。JPTAオーディションでは全国大会で優秀賞を受賞し、全日本ピアノコンクールでは金賞に輝くなど全国トップクラスの実力を誇る。トロフィーの数はいつの間にか姉を超えた。
現在は県外を含む複数の指導者に師事し、本格的に研さんを積む。指導者の紹介でプロのピアニストからも指導を受け、音の表現力に磨きをかけている。
将来を見据え、進学後も音楽の道を志すが、活躍の場を広げようとSNSで活動模様を積極的に発信。3年前に東京都庁のピアノで「情熱大陸」を弾いた動画は大きな反響を呼び、35万回以上も再生されている。これが話題となり、町内会や福祉施設から出演依頼が来る。
指先のテクニックがいるテンポの速い曲から、滑らかなバラード系まで得意な谷津君。ピアノの魅力を「いろんな曲が弾けるようになるのが楽しい。弾けた時の達成感がある」と話す。グランドピアノがある自宅では朝、夜の合わせて2~3時間練習に励む。気分転換はポメラニアンのルルちゃん、5羽のインコと戯れることだ。