設楽ダム早期完成を要望

渇水契機に必要性再認識/国交省へ東三河自治体など

2026/05/22

国交省での要望活動(提供)

 昨年夏から長期にわたって東三河が見舞われた渇水をきっかけに、地元や国では豊川(とよがわ)の上流、設楽町で建設が進む設楽ダムの必要性が再認識されている。

 東三河の自治体や経済団体、農業団体などで構成する団体は今月14日、国土交通省中部地方整備局に対し、東三河に水を供給する豊川用水で243日間続いた節水対策や同用水最大の水がめ宇連ダム(新城市)が一時枯渇したことを踏まえ、設楽ダムの早期完成などを求めた。

 要望書を受け取った森本輝局長は節水への協力に感謝を伝えた上で「今回の渇水を通じて豊川水系が産業、農業、生活などの面で必要とする水需要を賄いきれないことを痛感し、設楽ダムの必要性を改めて感じている」と述べた。「ダム建設同意を受け入れてくれた設楽町のためにも、人件費や資材価格高騰などの社会情勢を踏まえた予算を確保し、設楽ダムの完成に向け事業を進めるとともに水源地域の振興に努めていく」と語った。

 東三河の関係者らは18日には国交省の本省などを訪れ、同様に設楽ダム建設事業の着実な実施を要望。応対した上田英俊大臣政務官は移転住民への配慮に触れつつ、2034年度の完成に向け「しっかりとダム整備に対応していく」とした。

 豊川流域での異例の少雨を受け、豊川用水では昨年8月29日に節水対策が開始され、節水率は段階的に引き上げられた。宇連ダムの貯水率は今年3月に0%になるなど危機的状況に陥った。対策の実施期間は、4月28日に節水が解除されるまで約8カ月間に及んだ。

2026/05/22 のニュース

国交省での要望活動(提供)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

リクルーティング

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP