豊川/保存会と長沢小 ご当地カレーやゆるキャラも考案/県外からも愛好家 地域活性化の起爆剤に
2026/03/21

子どもらに人気の長沢小のゆるキャラ「さわ丸くん」
豊川市長沢町の市の指定文化財「岩略寺(がんりゃくじ)城跡」の保存や活用に取り組む「岩略寺城跡保存会」と地元の市立長沢小学校は、ご当地カレーライスやゆるキャラを考案するなどの斬新な活動で歴史遺構の魅力を発信している。
標高168㍍の御城山(おしろやま)山頂付近にある岩略寺城跡は戦国時代に今川氏の一族が築き、徳川家康が攻略したと伝えられる、この地方では珍しい山城跡だ。県外からも愛好家が訪れる歴史遺産を地域の活性化につなげようと、昨年11月に町民らで保存会を設立した。
長沢地区市民館2階に開館した歴史資料館では、江戸時代の元禄年間に描かれた長沢古城図や城跡の想像図などを展示。オリジナルの御城印や木札は、先月の地区市民館まつりで市外から買い求めに来る人もいた。ダムカレーを参考に作ったご当地グルメ「岩略寺城カレー」は町内のイベントで振る舞われ好評だった。
城跡では毎年、市教育委員会の協力で長沢小学校の児童らが遺構表示板の設置や見学ルートの清掃を続けている。6年生は、城跡の歴史や遺構の位置などまとめたパンフレットやリーフレットを制作し、保存会が発行した。岩略寺城をモチーフにした同校の公式キャラクター「さわ丸くん」も誕生した。
保存会の副会長で、市民館長の鈴木昌浩さん(68)は「町民や子どもたちと一体となり、楽しみながら活動を展開していきたい」と話し、インスタグラムでの発信にも力を入れている。