のんほいパーク/初の芸術企画「アート・イン・ズー」/飼育員の解説付きで深まる理解
2026/10/07

飼育員の解説文付きで掲示された写生大会の特選作品(豊橋総合動植物公園で)
絵を描くことが子どもたちの動物に対する理解を深めるのに役立つとして、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は園内で春と秋に実施している写生大会の参加者を増やしたいと考えている。そのために初めて企画したのが開催中の芸術イベント「アート・イン・ズー」だ。
今月3日に同園で開幕した「オータムフェスティバル2026」に合わせ、昨秋と今春にあった写生大会の特選計19点を展示。来園客はマップを入場門で受け取り園内を巡る。
作品はそれぞれ鋭い感性が光る秀作ばかりで、飼育員が見てほしいポイントを紹介した分かりやすい解説文と相まって、その動物ならではの見どころを伝えている。
例えばライオン舎では、両親と3匹の子どもを描いた絵に添えて「仔ライオンたちが、父アースと母シルクに甘える姿やはしゃぎ過ぎて少し怒られてしまう姿など、色々な表情が見られるところに注目して観察してみてね!」と解説している。
寝ている姿や活発に動き回る姿など、動物のありのままの行動は、獣舎の前でじっくりと時間をかけて観察しないと分からない。絵を描くという行為はこうした過程を必要とし、同園は園児や小中学生を対象とした写生大会が動物への興味や関心を育む学習機会になると捉えている。
同園管理グループの大場駿一主任は「絵を通して動物観察のすばらしさを知ってほしい」と話し、写生大会への参加が増えることに期待する。
園では現在、「秋の写生大会」の作品を募集している。園内の動物や植物、風景を四つ切り画用紙にクレヨンや水彩などで描いて、アート・イン・ズーの開催期間と同じ11月1日までに中央管理事務所に提出するよう呼びかけている。