念願のドローン講座開講へ

新城のベンチャー キルギス工科大との技術提携受け/6月に大学生2人のインターン受け入れも

2026/03/20

アルズィバエフ副学長(右端)と面会し、ドローン講座の開講が決まった=提供

 中央アジアにあるキルギスのキルギス工科大学とドローン(無人航空機)の技術提携を結んでいる新城市のベンチャー企業「みかわ元気ものがたり」(鈴木達也社長)は、大学生らを対象にしたドローン講座を開講する。5月ごろの予定。開講はすでに大学側と合意しており、提携後、約2年で実現の運びとなりそうだ。

 ■ 5月ごろ予定
 鈴木社長は3日までの8日間、キルギスを訪れていた。工科大でアルマズベク・モムノヴィチ・アルズィバエフ副学長と面会し、ドローン講座の開講を確認するとともに、6月には日本の科学技術を学ぶため来日する大学生2人のインターンシップ(就業体験)を受け入れることも決まった。

 講座は、ドローンの歴史やルールのほか、技術や操縦法など基礎的な内容。初回は5月ごろをめどに学内に設置されたドローン普及・教育センター「産業ドローン研究センター」か、センターと鈴木社長の事務所をつないでのオンラインか、どちらかになる予定だ。数回程度の講座を希望している。

 インターンシップでは、大学生にドローンの飛行デモンストレ―ションや操縦体験をしてもらうほか、豊橋技術科学大学の見学なども検討している。滞在は約1週間になる見込み。

 みかわ元気ものがたりは、2024年7月に「企業がドローン技術とノウハウを提供し、大学が講座を設け研究室を企業に提供する」と大学側と結んだドローンに関する技術提携を受け、開講の準備を進めていた。

 ■ 提言書を提出
 キルギスの訪問はこれで6回目。このほかに国際協力機構(JICA)の仲介でビジネス開発・投資評議会のウルク・クドゥルバエフ事務局長と国家投資庁で面会し、ドローンの事業化に向けて生活と安全、保健とスポーツ、農業、社会インフラの専門知識と技術導入に対し、提言書を手渡した。

 この評議会はキルギスにおける投資環境の改善や、官民対話の促進を目的とした内閣直属の諮問機関。クドゥルバエフ事務局長は「よく検討して返事したい」と話したという。

 また、IT産業が集積する拠点のハイテクノロジーパークを見学し、応対したアジス・アバキロフ総裁から「日本の企業の一番手としてぜひ」と入居を勧められたという。

 コンサルタント業務も行っており、日本のお茶を売り込み、キルギスの特産のハチミツを日本に紹介するため、輸入業者と商談も行った。

 ドローン講座の開講について鈴木社長は「やっとドローンの技術を推進する第一歩を踏み出すことになった。今後、大学側と緊密に連絡を取りながら、内容を具体的に詰めていきたい」と語った。

提出されたドローンの提言書に目をやるクドゥルバエフ事務局長(左から2人目、提供)

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アルズィバエフ副学長(右端)と面会し、ドローン講座の開講が決まった=提供

提出されたドローンの提言書に目をやるクドゥルバエフ事務局長(左から2人目、提供)

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