豊川市出身DF/サッカーW杯北中米大会/東三河から史上初/恩師のASラランジャ豊川代表/宮澤さん祝福とエール/〝不毛の地〟からW杯戦士誕生「夢をかなえる姿を目の当たりに」
2026/05/16

写真右から菅原選手の日本代表ユニフォームを背にエールを送った宮澤さん(豊川市平尾町で)と、ASラランジャ豊川在籍時の菅原選手㊥=提供
ワールドカップ(W杯)北中米大会の日本代表メンバー26人が15日発表され、豊川市出身のディフェンダー菅原由勢(ゆきなり)選手(25、ブレーメン)が選ばれた。東三河から史上初となるW杯戦士の誕生に、恩師でASラランジャ豊川代表の宮澤淳さん(45)も祝福とエールを送った。
豊川市平尾町のララポルトでメンバー発表の瞬間を見守った宮澤さん。教え子の名前が呼ばれると「良かった」と安堵の表情を浮かべ拍手を送った。「親心的にもホッとした。一人のサッカー少年が夢をかなえる姿を目の当たりにできて良かった」と話した。
自身のクラブに幼稚園だった5歳から小学生まで通った菅原選手。東京オリンピックや前回W杯カタール大会ではメンバーから落選していたが「悔しさを前向きなエネルギーに変えてきたのが、彼の素晴らしいところ。昔も試合に負けてよく泣いたが、切り替えが早かった」と振り返った。
サッカーでは〝不毛の地〟と言われた東三河から初のW杯本大会メンバー入りに「夢をかなえる環境を増やしていくのが僕らの取り組み。地元の子どもたちにもこれからチャンスはあるんだと感じ、頑張ってもらうきっかけになれば」と後輩の奮起にも期待した。
1月にはドイツに赴き、菅原選手が出場したブンデスリーガの試合を観戦。2人でゆっくり話す時間もあった。世界最高峰の夢舞台に立つ教え子に「結果を出してほしい気持ちもあるけど、ずっとサッカーを心から楽しんできた選手なので、純粋にその舞台を楽しんでほしい」と話した。
菅原選手は17歳で名古屋グランパスでJリーグ初出場。翌年オランダリーグに移籍し、24年にはプレミアリーグ・サウサンプトンに移籍も、昨年夏からブレーメンにレンタル移籍。日本A代表では2020年10月にデビュー以来、19試合に出場し2得点1アシストをマークしている。