豊橋市5年連続東海1位

日経など調査 共働き子育てしやすい街ランキング/全国総合もランクアップで6位に

2025/12/17

道の駅とよはしに設置された子育て応援駐車場(豊橋市提供)

 日本経済新聞社と日経BP「日経xwoman(クロスウーマン)」が2025年版「共働き子育てしやすい街ランキング」を発表し、豊橋市は5年連続で東海地方の自治体の中で1位に輝いた。全国では6位で、昨年より2つ順位を上げた。

 子育て支援政策についての調査は、首都圏や中京圏、関西圏の主要市区と全国の政令指定都市、道府県庁所在地、人口20万人以上の計180自治体に実施。159自治体からの回答を得て集計したという。

 豊橋市は愛知、岐阜、三重、静岡の4県で1位となり、21年からの首位を守った。昨年全国8位の総合編は6位にランクアップ。1位は東京都品川区だった。

 市によると、1歳未満の乳児がいる全家庭に配布する家事代行サービスのクーポン▽生後3カ月前後の乳児がいる家庭への民生・児童委員らの家庭訪問▽低所得世帯の第1子と所得制限なく第2子以降の保育料無償化▽新たな学びの場としての放課後活動「のびるんdeスクール」の全小学校での実施―などが評価されたという。

 今年度からの新規事業で評価を受けた取り組みに、妊婦や赤ちゃん連れが利用しやすい広めの駐車スペースを確保した「子育て応援駐車場」がある。市は整備費の一部を民間事業者に補助する制度を整えたほか、本庁舎や国土交通省中部地方整備局の協力で道の駅「とよはし」に同駐車場を設置した。

 児童発達支援センター「高山学園」では今年6月から、5時間の療育時間に預かり時間を2時間プラスした。

 「地道な取り組みが評価され、うれしい」と市子育て支援課の桑名闘志也課長補佐は喜び、「子育てを地域全体で応援されていると実感できる取り組みと、子育てに幸せを感じられるまちづくりを進めていきたい」と話した。

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