ゴジラ出演の双眼鏡展示

豊川市平和公園で

2024/03/30

一般公開される、映画で使用された双眼鏡㊧と三脚(豊川市平和交流館で)

 世界的な大ヒット映画となり、アカデミー賞(視覚効果賞)にも輝いた「ゴジラ―1.0(マイナスワン)」に使用された、豊川市に伝わる戦争遺構の双眼鏡と三脚が4月3日から、豊川海軍工廠(こうしょう)平和公園の平和交流館で一般公開される。

 旧宝飯郡御津町時代の資料から、双眼鏡と三脚は御津山の砲台陣地で工廠への攻撃で飛来する米軍機を見張るため使われていた。双眼鏡は日本光学(現ニコン)、三脚は東京光学機械(現トプコン)が製造した。

 現存する戦時中の軍用機材は全国でも珍しく、2015年公開の太平洋戦争が舞台の「永遠の0」で初めて起用され、今回再び終戦直後の日本が舞台となったゴジラ最新作でも白羽の矢が立った。

 平和公園で語り継ぎボランティアを務める番場義明さん(65)が「こんな貴重な遺構を眠らせておくのはもったいない」と、市生涯学習課に呼びかけて展示が決定。番場さんが独自に調べた双眼鏡や御津山の砲台陣地に関する資料も提供し、キャプションに活用されている。

2024/03/30 のニュース

一般公開される、映画で使用された双眼鏡㊧と三脚(豊川市平和交流館で)

有料会員募集

今日の誌面

きらり東三河

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP