国道151号「宮下」付近立体化進む

豊川/本線の下部工など工事始まる

2024/04/11

立体化工事が本格的に始まっている交差点「宮下」付近(豊川市小坂井町で)

 豊川市小坂井町、国道151号の交差点「宮下」付近で2026年度の完成を目指し、小坂井バイパス(BP)が延伸する形で立体化工事が進んでいる。防災面でも必要性が高まっており、今年度から本線の下部工や新たな出入り口の橋桁の架設工事が始まる。

 工事区間は平井町~篠束町の国道151号と同247号の約1・3キロ。西側の小坂井BP近くの「才ノ木南」から国道1号と交わる「宮下」「宮下東」の3つの交差点までをかさ上げし、現状の平面交差から立体交差に変わる。

 県議会2月定例会で、豊川市選出の浦野隼次県議の質問に、県はこれまでに国道1号から同BPへつながる新たな出入り口の橋桁を支える下部工に着手。既存の橋脚と橋台を拡幅する工事が完了し、夏ごろから橋桁の架設工事を始めることを明かした。

 また、高架橋の本線については、国道151号の中央に新たな下部工を設置するため、すでに車線の切り替えを完了。全12基ある下部工のうち、今春から8基の設置工事に着手している。

 国道151号は、西側で国道23号BP、東側で東名高速・豊川インターチェンジと接続することから重要な幹線道路に位置付けられる。特に「宮下」付近は豊川、豊橋の市境近くで交通量が多く、完成すれば渋滞緩和や近隣の県立小坂井高校の通学路の安全確保などが見込まれる。

 昨年6月の集中豪雨では「宮下」周辺が冠水し、立ち往生する車が続出した。小坂井BPから続く国道151号の立体化は、防災面でも大きな効果が期待される。

計画では3つの交差点が立体交差となる

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