バイク観光促進へデイトナが協力
2024/04/11
織田社長と伊藤村長(右から、道の駅豊根グリーンポート宮嶋で)
バイク部品企画・販売大手のデイトナ(静岡県森町)は10日、豊根村観光協会と観光パートナー協定を結んだ。同社は各地の観光協会と連携し、ツーリング客が早朝から立ち寄れる「朝活Cafe!(カフェ)」の開催を後押ししており、協定を締結するのは5件目。6月には、村内の道の駅豊根グリーンポート宮嶋で朝活カフェが始まる見通しだ。
道の駅で行われた締結式で、デイトナの織田哲司社長は「国道151号のこの辺りは名古屋方面を含め3、4県からバイクが集まる場所」と指摘。「猛暑もあってライダーは早起きする傾向がある。集客の一助となるよう全力で協力する」と強調した。
協会会長を務める伊藤浩亘村長は「下道沿線の観光施設や飲食店など、自動車専用道では味わえない魅力をライダーの皆さんに再発見してもらいたい」と述べ、バイク観光の拡大に期待を示した。
朝活カフェは、週末などに飲食店、キッチンカーを早朝から営業し、ライダーを迎える取り組み。設楽町や田原市で始まっており、同社がSNSで情報発信したり、関連イベントを開いたりして集客に協力する。
設楽町では昨年、45日間で延べ5500人超が利用。開いている店の少ない時間帯にくつろげる上、ライダー同士で交流できる場として人気を集めている。