多様性増すJICHIKAIアンバサダー/豊橋
2024/09/07
豊橋市内の各小学校区から集まったJICHIKAIアンバサダー(市提供)
10月19、20日に豊橋市中心部で開催される「第68回ええじゃないか豊橋まつり」で、ダンスを披露する「JICHIKAIアンバサダー」45人が決まった。近年、年齢や性別の要件が順次取り払われ、多様性が増している。
主催、運営する市自治連合会によると、市内に51ある小学校区のうち、なり手が見つからなかった校区を除き45校区から推薦で選出された。
同アンバサダーは昨年、「豊橋まつりクイーン」から「JICHIKAIアンバサダー(Q)」に名称変更された。61代にわたったクイーンの歴史を受け継ぐため残された頭文字の「Q」は、市民から「分かりにくい」との声が寄せられたことなどから今回外された。
今年は7人の男性が加入。女性限定とする要件が撤廃された昨年は2人だった。2年前に「18歳以上25歳以下」との年齢制限もなくなり、今年初めて40代がメンバー入りした。
男性参加者が増え、年齢の幅も広がったことに同連合会の兵道邦央次長は「より多くの人に関わってもらえるは、盛り上げる意味でも喜ばしい」と話す。
衣装は、ベストブラウスとバルーンパンツ。腰に地域おこしのキーワード「ええじゃないか豊橋」をモチーフにした絵柄のスカーフを結ぶ。例年通り三菱ケミカル東海事業所愛知地区(同市牛川通4)が提供し、文化学園大学(東京)がデザインを手がけた。
まつり当日は「Little Glee Monster(リトルグリーモンスター)」の「世界はあなたに笑いかけている」に合わせて踊る。
市内でバレエスタジオを主宰する鈴木馨さんの振り付けと指導で、メンバーらは平日の夜や休日にダンスを練習する。