地域スポーツ企画「とにすぽ」
驚異的タイムに注目集める藤田翔蒼
2024/11/04
駅伝への特別な思いを持つ藤田翔蒼
◆驚異的な走り
他の追随を許さない異次元の走りに圧倒された―。豊川西部の藤田翔蒼が県大会に挑戦する。この大会で注目を集めるのは、チームの勝ち負け以上に彼自身の驚異的なタイムだ。
東三河予選。チームは県大会の出場権を獲得したが7位に終わった。その中で1人、3区を走った藤田が別格の走りを見せ、8分46秒の新記録を打ち立てた。
藤田は「駅伝を走るために陸上競技を始めた。県大会でも区間新を狙う」と意気込む。地元出身のトップランナー近藤幸太郎や吉居大和に憧れ「箱根駅伝を走りたい」と、早くも視線は大学日本一を捉える。彼には、その実力が十分ある。
今回の県大会をステップに、年末恒例の愛知駅伝、新春の全国男子駅伝で華々しい活躍を見せ「同世代のトップ」を目標に据えている。
近い未来「藤田翔蒼」の名前が、日本陸上界に輝くのは間違いないだろう。