2025（令和7）年
4月30日 水曜日
安久美神戸神明社で「豊橋鬼祭」始まる
2025/02/11
境内に入る青鬼（安久美神戸神明社で）
東三河に春の訪れを告げる豊橋市八町通の安久美神戸神明社の「豊橋鬼祭」が10日、神明社で始まった。青鬼がお目見えして岩戸舞を披露した。
氏子町内の中学２年生が務める青鬼は、お付き役の子どもたちの元気な「青」という掛け声で迎えられ、豪快に境内を駆け抜けた。そのうえで小中学生３人の舞姫とともに天の岩戸開きの神話になぞらえた岩戸舞をお披露目した。舞姫は鈴を鳴らしながらかわいらしいしぐさで舞い、手力男命（たぢからおのみこと）役の青鬼が力強い舞で締めくくった。
その後、青鬼が厄よけのたんきり飴（あめ）をまき、訪れた人たちは競って拾い集めた。たんきり飴を食べると夏病みしないと言われている。
豊橋鬼祭は、国重要無形民俗文化財に指定されている。11日も開かれ、祭りのクライマックスである「赤鬼と天狗（てんぐ）のからかい」は午後２時から予定されている。
境内に入る青鬼（安久美神戸神明社で）
