ラグーナエリア主会場に蒲郡、豊川、岡崎3市と幸田町で/14カ所のSS設け総走行距離は76キロ
2025/02/28
ラリー三河湾をPRする鈴木市長と推進室メンバーら(蒲郡市役所で)
公道を走る国内最高峰の自動車競技「ラリー三河湾」は28日から3日間、蒲郡市海陽町のラグーナエリアを主会場に開かれる。昨年に続き2回目で、実行委員会によると81台がエントリーした。競技は1、2両日、蒲郡、豊川、岡崎3市と幸田町で行われる。鈴木寿明市長は「新城ラリーが築いた20年を受け継ぎ、地域活性に生かせるよう力を尽くしたい」と意気込んでいる。
コースの総距離は245キロ。このうちタイムを競う区間「スペシャルステージ」(SS)が14カ所に設けられ、走行距離は計76キロ。
SSの中で、無料で観戦できるのは、蒲郡市の竹島ふ頭周辺の竹島会場(1日午前9時~午後4時)。有料の西浦会場では1日午前9時45分と午後1時40分にレースが予定されている。海陽町の「KIZUNA(キズナ)SSでは1、2両日行われる。観戦券はチケットサイト「ぴあ」で販売している。
SS間をつなぐ「リエゾン」では、一般車に混じって法定速度で移動する。蒲郡市の蒲郡駅南口やとよおか湖公園付近のリエゾンでは、ラリーカーと選手を間近に見ることができる。
また、メインのラグーナ会場では、サービスパークが無料で公開され、ラリーカーの整備作業を見学できる。このほか関連イベントとして、メヒカリ地魚フェス、働く車大集合、企業ブース、ボートショーがある。竹島会場では、キッチンカー大集合、特産品の販売、餅投げ、オリンピック選手によるマウンテンバイク体験会・自転車ショーも催される。
28日は、JR蒲郡駅南側の県道に作られた特設会場で、ラリーカーがゲートをくぐる「セレモニアルスタート」があり、全車が集結する。
交通規制情報は市公式ホームページで確認できる。
前身となる新城ラリーは2004年、新城市で始まった。昨年から蒲郡市に主会場を移し、ラリー三河湾と改称。3月の第1回大会には、実行委員会によると3日間で観客5万900人が来場した。
今年も日本自動車連盟(JAF)が公認する「全日本ラリー選手権」の開幕戦に位置付けられる。全日本ラリーは今秋にかけて国内8会場を転戦する。