一般事業部門の最優秀賞に「スリーラボ」/豊橋
2025/02/28
プレゼンするアイデア部門最優秀賞の中京大学「Vegeel」の学生たち(豊橋サイエンスコアで)
「第24回東三河ビジネスプランコンテスト」の表彰式が27日、豊橋市西幸町の豊橋サイエンスコアとオンラインで同時に開かれた。会場には約50人が、オンラインでは約25人が参加した。
今回、アイデア部門にキラリ賞が新設されたことから、一般事業部門とアイデア部門合わせて12プランが表彰された。
一般事業部門の最優秀賞には、豊川市出身の夏目航平さんが代表を務める「スリーラボ」の「Pulse Laser Grinding(PLG)技術を活用した切削工具の再研磨事業」が選ばれた。従来と異なるレーザ加工を再研磨に用いる事で、経費削減や製造プロセスにおける環境負荷の低減を提案。「日本のものづくりを地元東三河から元気にしたい」という思いが伝わるプランだと評され、最優秀賞に輝いた。
アイデア部門の最優秀賞には、中京大学経営学部3年生による「Vegeel project」の「規格外野菜×うなぎの頭×おからを使った犬用お菓子」が選ばれた。受賞者プレゼンで学生たちは、フードロス削減など、社会的課題を解決する「レスキュークッキー」として販売し、目的の一つである「犬にとっての当たり前の幸せを実現させたい」と強調した。
同コンテスト委員会の花岡幹明委員長は「課題解決に取り組もうという熱意にあふれていた」と講評し「これまでの成果とつながりを大事に、活動を継続していただきたい」と期待した。