蒲郡市が市制70周年事業フィナーレ飾る合同演奏会
2025/03/31
演奏する蒲郡フィルハーモニー管弦楽団(蒲郡市民会館で)
蒲郡市は30日、昨年4月に始まった市制70周年記念の各事業を締めくくる「合同演奏会」を市民会館で開いた。蒲郡フィルハーモニー管弦楽団など市内の4楽団と合唱団が初めて勢ぞろいし、節目の年のフィナーレを飾った。
蒲フィルが演奏する歌劇「ザンパ」序曲(F・エロール)で開幕。市出身で東京学芸大名誉教授の山本訓久さんがタクトを振った。さらに市吹奏楽団、市シニア吹奏楽団、市ジュニア吹奏楽団、市制70周年記念合唱団が演奏を繰り広げた。1500席余りの大ホールが満席となる盛況ぶりだった。
鈴木寿明市長はあいさつで「総勢250人を超す楽団の大演奏会。音楽の街にふさわしいフィナーレになる。今後も80周年、90周年、100周年に向けて、心を込めて演奏を届けてほしい」と期待を寄せた。
市は昨年4月1日に市制施行から70年を迎えた。これを記念し、年間通してさまざまなイベントを催してきた。
5月に浜町であった東京ディズニーリゾートのスペシャルパレードには、市民と同じ約8万人が来場。8月と11月には、いずれも市出身で、芥川賞作家の平野啓一郎さんと直木賞作家の宮城谷昌光さんがそれぞれ講演した。また、昨年末には市民会館前の海岸線で「堤防アート」を制作。参加した大勢の市民とともに完成を祝った。