アイシンとトヨタの現地工場視察
2025/05/10
アイシンの現地工場を視察する大村知事(提供)
中東2カ国を訪問するため6日に日本を出発した大村秀章愛知県知事は、最初の訪問国トルコで、日本から同国に進出したアイシンとトヨタ自動車の現地工場を視察した。
大村知事は現地時間の7日、イスタンブールにあるアイシントルコを訪問。2004年に設立され、ドアフレームや着座センサーなどの自動車部品を製造する工場を訪れ、金属、プラスチック、組み立ての3プラントを視察した。
案内した同社のムラット・アヤバカン社長に対し「想像以上に施設や工程が集積している。限られたスペースで工夫していることに感銘した」と話すと、アヤバカン氏は「『カイゼン』の精神で創意工夫している」と答えた。
8日は、黒海に面したサカリヤにあるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・トルキエ(TMMT)を視察。カローラやCH―Rを生産する工程を見学した大村知事は「生産開始から31年間で、生産と欧州への輸出を拡大したことは素晴らしい。トルコの経済と雇用に貢献し、そのおかげで在名古屋トルコ総領事館の開設に至った」と話すと、エルドアン・シャヒン社長は「TMMTの工場は世界で5本の指に入ると自負している」と答えた。