来月8日、プラットで/初代指揮者の故齋藤喬さんの米寿祝う
2025/05/10
本番に向け、練習を重ねる団員ら(プラットアートスペースで)
豊橋合唱協会に加盟する女声コーラス「コーロ・ソアーヴェ」が6月8日午後2時から、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットアートスペースで第8回演奏会「女声コーラスの美しさを求めて―祝米寿齋藤喬先生」を開く。
第8回演奏会はもともと、創団20周年を兼ねて2020年3月に予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期となっていた。
初代指揮者、齋藤喬さんの米寿を祝う演奏会とし、齋藤さんがタクトを振るステージを用意していたが、今年2月に87歳で急逝。団員らは「先生に感謝を込めて歌を届けます」と練習に熱がこもる。
演奏会は3部構成。第1部は「コーロ・ソアーヴェあ・ら・かると」とし、女声(童声)のための童謡合唱曲集「しゃぼん玉」よりや、富山県の民謡「こきりこ」などを歌う。第2部は、齋藤さんが選曲していた教会音楽を女声合唱の「IRISⅡ」と合同で披露。第3部は、童謡詩人の金子みすゞの詩の世界を歌と朗読(木全元子さん)で表現する。
団員は、東三河などの18人で80代の女性も所属。2017年5月以来、8年ぶりのステージに向け、声の高低や抑揚、歌詞の表現を入念に確認するなど練習を重ねている。
指揮の畔栁幸代さんは「歌詞、詩にこめられた言葉、思いを表現できたらと思います。ぜひ女声合唱を聞いてもらいたい」、代表の大羽真理子さんは「みんな日頃の練習の成果を出せるよう頑張っています」と話している。
チケット(1000円)の問い合わせは、スズキさん=電話080(3645)3122=へ。