のんほいパークで19匹目
2025/05/10
母親のシオンにしがみつくニホンザルの赤ちゃん(豊橋市提供)
豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は、飼育しているニホンザルに赤ちゃん1匹が生まれたと発表した。
園によると、6日午後に展示場の床に血が付いているのを飼育員が発見。確認したところ、雌のシオンが赤ちゃんを抱っこしていた。
赤ちゃんは常に母ザルにしがみつき、お乳を飲んで育っている。性別が分かるのは、もう少し先だという。
園で飼育するニホンザルは19匹になった。赤ちゃんの父親は、現在の群れで繁殖能力が唯一あるムタとみられる。
シオンは昨年、コトネという名前の雌を出産している。園の渡邉菜美獣医師は「姉と一緒に赤ちゃんも大きくなってほしい」と話した。
園によれば、ニホンザルは日本固有のサル。生息する最北端の青森県・下北半島は、ヒトを除く霊長類が分布する北限でもあるという。