JAひまわりがおいでん祭の農業ブースで/豊川
2025/05/25
バケツに栽培用の土を入れる稲垣さん兄弟(豊川市野球場内で)
JAひまわり(今泉秀哉組合長)は、「おいでん祭」の農業ブースで、「100人のバケツ田んぼプロジェクト(百バケ)」を展開した。全農で取り組んでいる事業の一つで、同JAでは初めて。
バケツを使った稲づくり体験を通じて、〝茶碗(わん)1杯のお米〟のありがたさを実感してもらおうという取り組み。
同JAでは今回、特別企画として「バケkids」(小学生のバケツ稲栽培者)を募集した。42人の応募があったという。
そのうち市内三蔵子の稲垣紘樹さん(9)と直樹さん(12)は、24日、出店ブースに一番に来場。テント内に用意された栽培用の土をスコップでバケツ(8㍑用)に詰め、種もみや肥料などを受け取り、作り方のポイントなども熱心に聞いていた。
紘樹さんは「自分で栽培したものを食べたい。どれくらいとれるか楽しみ」と話した。
イベント開始に先立ち、今泉組合長は、「お米の価格ばかりを話題にするだけでなく、お米が食卓に届くまでの苦労や価値を考えていただくきっかけになれば」と呼びかけた。
25日も栽培希望者に先着順で無償提供する。