未来の投票率向上図る

来訪の子どもへ「いなりんキラシール」／７月の参院選『子連れ投票』を促進／豊川

2025/06/21

投票に付き添った子どもたちに配られる「いなりんキラシール」

　豊川市は、『子連れ投票』を促し、未来の投票率向上にもつなげるため、７月の参院選で市内の投票所に来た子どもたちに「いなりんキラシール」を配布することになった。

　幅広い世代に人気の「ビックリマン」シール風でキラキラ輝くホログラム加工が施されており、豊川いなり寿司のキャラ「いなりん」が「スーパーとうひょういなりん」という名で投票用紙をかざしている。

　総務省が18～20歳を対象に行った調査では、子どものころに両親の投票に同伴した経験のある人は、ない人と比べて投票した割合が20％以上高いことが分かっている。市選挙管理委員会を担う行政課は「投票所に行ったことと特別なシールを手に入れたことが結びつくことで、親子の記憶に残る選挙となることをコンセプトにしたい」と話し、職員がデザインの素案を考えた。

　投票に同伴した18歳未満の子どもに、市内６カ所の期日前投票所と44カ所の当日投票所で合計３０００枚を先着順に配布する。昨秋衆院選と同様、ステッカータイプの投票済証も配られる。