「リンゴ」モチーフ30作品並ぶ

平八郎ミュージアムで来月6日まで松村誠一版画展/展示2日目にはトークイベントも/豊川

2025/06/21

「Appleシリーズ」について話す松村誠一さん(平八郎ミュージアムで)

 現代社会が抱え込んでいる人間存在の不安定さをテーマに制作したリトグラフ作品が国内外で注目されている松村誠一さん(67)の版画展が、豊川市豊津町の平八郎ミュージアムで始まった。7月6日まで開かれている。

 会場には、近年取り組んでいる「リンゴ」をモチーフとした「Appleシリーズ」から30作品を展示。

 「Appleシリーズ」は、クルクルと皮をむかれた緑のリンゴが、画面に浮遊している姿を表現した作品で、今回、2019年に制作したシリーズ1作目の「Apple×Apple」も展示されている。

 展示2日目には、来豊した松村誠一さんのトークイベントがあり、「Appleシリーズ」が誕生した背景や作品を作る上で影響を受けた作家などについて語った。

 来場者は、松村さんの創作活動の一端に触れ、「作品を深く理解する機会になった」と話した。開館は金~日曜の午前11時~午後6時。

 問い合わせは、平八郎ミュージアム=電話090(6462)2610=へ。

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