集光式太陽光発電システム公開

2007/10/23

大学の屋上に設置されている太陽光発電装置

 豊橋創造大学(後藤圭司学長)は22日、同大が開発を進めている集光式太陽光発電システムを報道陣に公開した。

 研究を担当しているのは同大経営情報学部の見目喜重准教授。太陽光発電は従来、受光面全体に太陽電池を敷き詰めた平板型が一般的だったが、コストの高さが普及の足かせになっていた。

 日本では、新エネルギー・産業技術総合開発機構のプロジェクトにより、集光倍率500倍の集光式太陽光発電システムが開発され、最高発電効率で平板型を上回る成績を挙げた。

 その成果をもとに同大は、平成17年度から4企業・5大学で進められた「地域新生コンソーシアム研究開発事業」に参加。平成18年度には、屋上に2機の太陽光発電装置を設置し、長期実証試験を開始した。集光式では、変換効率の高い小型の太陽電池が使われるため、今までのよりも小さな面積でより多くの電力を生み出すことが可能になる。今夏には最高発電効率が23・5%を超えるなど、順調に成果を出している。ちなみに一般的な平板型の最高発電効率は17・2%だという。

 これらのシステムは、27、28日に開かれる同大の学園祭で一般に公開される。両日にわたってパネル展示されるほか、28日午前10時から午後3時まで屋上で見学会が開かれる。

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