小柴記念賞 小中学生14人表彰/豊橋
2025/11/09

発表する吉田さん(豊橋市視聴覚教育センターで)
豊橋市出身のノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊氏にちなみ、小中学生の優れた理科研究を表彰する「小柴記念賞」の表彰式が8日、豊橋市大岩町の市視聴覚教育センターであった。
小学校1116点、中学校493点の応募作品のうち、最優秀賞の「小柴賞」には、高根小学校5年の吉田大志さんと石巻中学校1年の坂田彩葉さんが選ばれた。
表彰式では、原田憲一教育長から受賞者14人に1人ずつ表彰状が手渡され、小柴賞受賞の2人が研究内容を発表した。
「マリオカート」のゲームをきっかけに、「果物の皮のすべりやすさの研究~1番すべるのは本当にバナナ!?~」のテーマで研究した吉田さんは、滑る動きを再現する装置を作ってさまざまな果物の皮で実験し、パイナップルの皮が最もよく滑ることを発見した。審査員からは、「非常にユニークな研究。科学に対する楽しさと誠実な姿勢が伝わる」と講評があった。
受賞作品は、同センター2階実験室に展示されている。