夢はアマナンバー1

好きは変わらず―第61回全国高校将棋選手権優勝/豊橋商3年・白木大輔さん さらなる高み目指し強豪大へ

2026/01/05

これからの目標を話す白木大輔さん(豊橋商業高校で)

 昨年の夏、香川県で開催された高校生による芸術文化の祭典「第49回全国高校総合文化祭」の将棋部門である第61回全国高等学校将棋選手権大会日本将棋連盟・全国高等学校文化連盟が主催の男子個人の部で、県立豊橋商業高校3年の白木大輔さんが優勝した。全国の強豪校からの出場者を抑えた優勝は、同校に驚きと喜びをもたらした。

 白木さんは豊橋市出身。3つ違いの兄に「将棋なら勝てるかも」と考え、小学2年生から将棋を始めた。小学4年生の時に日本将棋連盟愛知棋匠会支部(豊橋市、前田博支部長)の練習会に参加して力を付けていった。

 小学5年生の時に東海研修会生となり、中学校1年生の時に、難関の関西奨励会に入会し、プロ棋士を目指す。

 17歳の時に1級となったが、奨励会で将棋の世界の厳しさを見てきた白木さんは、「これではおそい。プロになってから勝てない」と判断。自分で区切りをつけ、高校2年生の11月に奨励会を退会した。

 ずっと見守ってくれていた両親は、白木さんの意思を尊重してくれたという。

 退会しても将棋が好きなことは変わらない。今度はアマチュア大会で戦っていくことを決める。

 2025年1月、小学校から大学院までのすべての学生が競う大会「オール学生将棋〈個人戦〉」に出場し、大学生を破って優勝した。

 3年生になると、高校生の今しか出場できない全国高等学校将棋選手権大会に出場したいと思い、クラス担任に相談。豊橋商業高校には将棋部がなかったが、学校がすぐに支援体制を整えてくれたことから豊橋商業高校将棋部として個人戦に出場することができた。白木さんは、県大会を勝ち抜いて全国大会へ。見事優勝し、高校生ナンバー1に輝いた。「プレッシャーはあったが、優勝することが、学校や先生たちへの恩返しと思って頑張った」と笑顔を見せた。

 次の目標は、「アマチュアナンバー1」。その実現のために今春、将棋の強豪大学に進む。「自分と同じような人たちの中に入り、力を付けたい」と決意を語る。

 これまで学校で将棋を指すことはなかったと話していたが、昨年の12月の放課後、クラスメートと将棋を指す姿があった。

 間瀬泰宏校長は、「白木君は素晴らしい成果を出し、『継続は力なり』を私たちに示してくれた」と述べ、「本校は今年120周年を迎える。いろいろな才能を持っている生徒たちがそれぞれに成果を挙げていることに喜びを感じている」と話した。

教室でクラスメートと将棋を指す(同)

全国大会で優勝(提供)

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これからの目標を話す白木大輔さん(豊橋商業高校で)

教室でクラスメートと将棋を指す(同)

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