文化財センターが企画展/来月29日まで豊橋市美術博物館
2026/02/13

深田古窯址群と湖西窯で見つかったやきものを展示(豊橋市美術博物館で)
かつてやきものの産地として栄えた豊橋市東部などに残る古窯の魅力を伝える企画展「古代のやきもの工場―深田古窯址群(こようしぐん)と湖西窯」が3月29日まで、豊橋市美術博物館で開かれている。豊橋市文化財センターが企画した。
深田古窯址群と湖西窯は、豊橋市東部から静岡県湖西市にかけての県境地域に広がる古窯群。古墳時代の終わりから奈良時代にかけて大量の須恵器(すえき)が作られ、主に東日本に伝わった。近年、大掛かりな発掘調査が行われた。
企画展では、この古窯群で見つかったやきものを中心に展示している。生活で使われた身近な陶器から祭祀(さいし)で使われた陶馬や陶器製の仏塔のかけらなど。中には作り手が工夫を凝らしてスタイリッシュなデザインを施したものもあり、「古代人」のセンスや美的感覚の良さが感じられる。湖西窯の変遷などが紹介され、東三河ではやきものとどのように向き合ってきたかも理解できるという。このほかに豊橋市の馬越長火塚古墳の出土品も見られる。