窓口で異変を察知し被害防ぐ

蒲郡信用金庫豊橋支店と女性職員へ感謝状/豊橋署

2026/04/30

柳谷署長㊧から感謝状を受けた河合支店長㊨と初川さん(豊橋署で)

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、豊橋署は28日、蒲郡信用金庫豊橋支店(豊橋市広小路2)と、窓口職員の初川菜緒さんに感謝状を贈った。柳谷謙一署長は「鋭敏な感覚で多額の被害を防いでいただいた」とたたえた。

 同支店には今年2月20日午後、「現金200万円を振り込みたい」という30代男性が来店。窓口で対応した初川さんが不審に感じて上司へ報告し、支店が署に通報して被害を防いだ。

 男性は、蒲郡信金の口座から別の金融機関口座へ現金200万円を移そうとしていた。初川さんは「口座が悪用されていると言われた」「裁判所へ振り込むよう指示された」などと男性から事情を聞き出した。

 小声で話す姿や、挙動不審な様子にも違和感を覚え、詐欺の可能性が高いと判断したという。初川さんは「お客さまの大切な財産が守れて良かった」と話した。

 詐欺被害者の傾向と異なり、男性は若く、別口座へ現金を移す依頼は珍しくない中で異変を察知した。河合修治支店長は「感度高く窓口で気付くことができ、金融機関の使命が果たせた」と振り返った。

 男性の携帯電話には、警察官などを名乗る者から「保釈金として現金400万円を支払う必要がある」などと連絡が入っていた。一つの口座へ現金を集約し、ネットバンキングから送金させる手口とみられる。

 柳谷署長は、多発する詐欺の被害状況を伝えて「今後も蒲郡信用金庫全体で協力いただきたい」と呼びかけた。

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