わが子の成長を願い大空へ

「田原凧まつり」開幕 初凧が舞う

2026/05/24

田原凧保存会の会員と初凧の糸を引く家族連れ(田原市中央公園で)

 第64回田原凧(たこ)まつり(東海日日新聞社など後援)が23日、田原市で開幕した。初日は子どもの誕生を祝う初凧の祈願祭と凧揚げが行われ、大空高く舞い上がった。

 市内では、江戸時代から続く初凧(市無形民俗文化財)とけんか凧(同)の風習を、凧まつりを主催する田原凧保存会が受け継ぐ。初凧は江戸時代初期、男の子が生まれた年の翌年、端午の節句に親戚らから贈られた凧を揚げ、子どもの健やかな成長などを願ったのが始まりとされる。今では男女に関係なく贈られている。

 今年の初凧は26枚。市総合体育館で行われた祈願祭には、保存会に初凧を注文した市内外の家族連れらが集まり、神事などに臨んだ。

 この後、近くの市中央公園で凧揚げ。色鮮やかな武者絵や歌舞伎絵などが描かれた初凧が風を捉えて舞い上がると、家族連れらから「揚がった、揚がった」と歓声が上がった。保存会員から手渡された糸を家族が笑顔で引き、祖父母から孫へと三世代で糸を持つ姿も見られた。

 姉妹でそれぞれのわが子の初凧を依頼した2人の母親は「自由に伸び伸びと育ってほしい」「世界に羽ばたく人になってほしい」とわが子の未来に思いをはせていた。

 初凧のほか、田原福祉グローバル専門学校の学生らが大凧揚げに挑戦。各種祝い凧も揚げられた。

 最終日の24日は、名物の「けんか凧」合戦が田原文化会館北側の田園地帯で行われ、糸の切り合いが繰り広げられる。

大空に揚がり、優雅に舞う初凧(同)

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田原凧保存会の会員と初凧の糸を引く家族連れ(田原市中央公園で)

大空に揚がり、優雅に舞う初凧(同)

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