元京都精華大学学長のウスビ・サコ氏語る
2026/10/12

講演するウスビ・サコ氏(小坂井高校で)
県立小坂井高校(田中和宏校長)は10日、キャリア教育の一環で、日本を代表する研究者や活躍する大学教授などの話を聞く「ASUMIRU(明日見る)講演会」を同校体育館で開いた。全校生徒約830人を対象に、元京都精華大学学長で、現在は東京都立大学特任教授として活躍するウスビ・サコ氏が講演した。
演題は「『これからの世界』を生きる君に伝えたいこと」。
サコ氏は「違い」との出会いを教育の出発点として捉え、グローバル時代に求められる「共に生きる力」について事例を交えて話した。
マリ共和国に生まれ、アフリカ系フランス人として育ち、留学生として中国や日本で学び、京都精華大学学長となり、学生たちと関わる中で体験した異文化をユーモアを交えながら話した。
この中で、「多様性とは特別なことではない。私たち一人一人の現実である」と強調し、「『違い』を大切にする、自分の意見を持ち伝える力を持つこと、このことを大切にしてほしい」と呼びかけた。
最後に「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ、みんなで進め」というアフリカのことわざを贈った。