2002/07/26
卒業生が集めてきたアルミ缶を受け取る生徒
豊橋市鍵田町の豊橋中央高校(高倉宣夫校長)は文化祭に向けてアルミ缶集めを始めた。アルミ缶をリサイクルしてお金に換金、福祉活動に役立てたいと生徒が提案、生徒会が中心となって回収を進めている。目標は21世紀にちなんで21万個。生徒たちは夏休み返上で空き缶集めに汗を流している。
同校はボランティア活動に力を入れており、今年は9月28日、29日に実施する文化祭で活動を広く市民にも伝えたいと、文化祭のテーマを「メッセージ―あなたは未来に何を伝えますか」に決めた。21万個のアルミ缶回収は文化祭の目玉企画の一つ。先月から学内を中心に回収をはじめ、今までに4万4187個を集めた。企業や地域にも呼びかけ、夏休みの作業初日のこの日は、卒業生らが集めたアルミ缶を届に来た。
生徒会長の吉田裕以花さん(3年)は「メッセージを伝えるとは、人と接すること。空き缶を集めるという私達の活動が、企業や地域、障害者の人たちなど、いろんな人とつながって、人から人へとそれぞれのメッセージが伝わって行ったら」と話している。夏休み中は木、金曜日(8月15日、16日を省く)に同校でアルミ缶の持込を受け付けている。