穂の国の森から始まる家づくりの会が総会
2013/05/12
穂の国の森から始まる家づくりの会(事務局豊川市諏訪西町・伊藤正幸イトコー代表)は9日、豊川市民プラザで第5回総会を開催した。「教室の空気はビタミン材運動」や植林、下草刈り活動、地元中学校への出前講座など昨年度の事業報告を行い、今年度の事業計画を発表した。
特別講演として、農学博士・有馬孝禮(たかのり)東大名誉教授が「なぜ、いま森林・木材・木造なのか」と題し、講演した。重量の2分の1を炭素が占める木材は「高炭素貯蔵物」であり、建設時の資材生産に要したエネルギーが、けた違いに少ない省エネルギー資材であることなどを説明した。
「教室の空気はビタミン材運動」を実施した学校の校長が来賓に招かれ、この運動の効果について語った。「子どもたちの表情がすごくよくなった」「職人さんに対する憧れを持つ子が増えた」「先輩と後輩のつながりができた」などと話した。
同会は「資源を有効活用し、先人の努力を次世代へつなげよう」と、ビタミン材運動はじめ、東三河にある豊富な森林を生かした活動を繰り広げている。