東三河産業セミナー

2003/05/17

 投資家に地元優良企業を理解してもらい地域発展のためにも株式投資を促そうと16日午後1時から、豊橋グランドホテルで「東三河産業セミナー」が開かれた。
 地元企業のサーラコーポレーション(豊橋市白河町、神野吾郎社長)と証券会社でみずほファイナンシャルグループの新光証券豊橋支店(上野修二支店長)が共催した。
 はじめに、神野社長が同社の事業説明と企業理念や株主還元などを説明した。同社は、昨年5月に中部ガスグループのガステックサービス、中部、新協オートサービスの3社の持株会社として発足した。
 今期は、通期で1千億円を超える売上高を誇る。神野社長は「持株会社として経営効率と利益率を高め、新時代のエネルギービッグバンに対応していく」と基本方針を話した。
 規制緩和政策の中、すでに金融ビッグバンが始まっており、電話などの通信もビッグバンが始まっている。そして、電力やガスなどのエネルギービッグバンが本格化する。
 同社は、LPガス事業、ガス工事などの建設・土木事業、輸送や車両販売事業などの総合的な経営で「サーラ」が意味する「人が集まるサロン」としての美しく快適な生活空間の創造を経営理念とし、地域活性化をめざしている。
 神野社長は「当社が活性化することは、地域の活性化につながる。株式配当も高め維持している。金融商品の利回りが悪い中で皆様の資産運用の一つに当社の株式も検討していただければ」とお願いした。
 引き続き、新光総合研究所の前田尚志理事長が「どうなる今年の日本経済」のテーマで経済の動きと株価について話した。
 前田理事長は「金融危機が叫ばれているが、日本で金融危機が起きる確立は低い。しかし、何がきっかけで何が起きるか分からない不透明な時代。個人のリスク管理をしっかりし、備えることも大切」と不良債権、財政赤字や高齢化と少子化問題などについて分析した。

2003/05/17 のニュース

有料会員募集

今日の誌面

東三河学生就職NAVIリクルーティング

東三河学生就職NAVIリクrooting2025

高校生のための東三河企業情報サイト

税理士法人ひまわり

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP