東三河データファイル 

100年続く強い組織づくり

「TOPインタビュー」(上) 片桐鉄也社長/ワルツグループ

2016/02/02

ワルツグループの片桐鉄也社長

 東海日日新聞社運営の地元優良企業紹介サイト「東三河データファイル」に参画するワルツグループ。昨年10月に社長に就任した片桐鉄也社長に、就任にあたっての抱負や今後の展開などを聞いた。
 ※聞き手、東海日日新聞社・白井収社長

対談風景

社員教育に力/ハードの強みにソフトの力を/昨秋社長就任時から勉強会

社長就任にあたっての抱負を
 「大きい会社よりいい会社」という先代からの理念は変えずに継承していきますが、いい会社には強い組織、強い会社づくりをしていかなければなりません。そのためにはどうしても教育が必要であり、これまで上司が部下にと個別に行っていたものを、全社的な取り組みとして認識し、月1回勉強会として進めています。1限はコーヒー、2限は紅茶、3限は製菓・製パン、4限はマーケティングと、各時限でそれぞれ選ばれた社員が出席して、カリキュラムに沿って行っています。私が社長就任と同時に始めた勉強会ですが、今後も継続的に行っていきたいと考えており、教育をしっかり行っていくことが2016年度のテーマである「巻き起こせワルツグループのイノベーション」にもつながっていくと考えています。

明確に全社員に共通化するということか
 これまでも社員教育には力を入れてきましたが、年間行事として組み込み、システマチックに展開。個々で資料を作り教えてもそれ以上の成長にはならないので、資料も共有し言葉で伝えていきながら、来年、さ来年と継続的に行っていきます。今年教えてもらった人が今度は教える立場にといった形で今後さらに広がっていけばいいですね。ひとに教えることで改めて学ぶことも多いと思うので。

物流や販売システムなどハードよりも今後はソフトを整えていくのか
 10年先を見すえながら、100年企業を掲げる以上、未来につながる文化をつくりあげていく必要があります。世の中が縮小マーケットになっていく中、当社の強みである商品力に加え、ノウハウを持った人がかかわることで、既存客にも深みを持たせることができるし、別のマーケットに参入する時のベースにもなるはずです。
 先期は売上高140億円程度で着地しました。中長期的には200億円を見すえて成長させたいと考えています。中期計画を立てている中で、強い組織とはどういう組織なのかを、常日ごろから考えながら進めています。

同じ商圏に競合はないのか
 そんなことはないし、ナショナルブランドも扱っていますが、市場の動向を調べた上で、当社の思いとしては、プライベートブランド=独自商品の開発と提案を積極的にしていきたいと考えています。「おうちカフェ」を提唱し、一昨年は12商品を市場に投入しましたが、魅力的な商品というハードのつながりだけでなく、地域や人とのつながりといったソフト面の強みをよりブラッシュアップし継承していくことがとても大切だと考えています

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