トヨハシ種苗社名変更きょうからトヨタネに/創立50周年に向けて
2016/05/01
「大空」「作物」「土壌(畝=うね)」をシンボリックにデザインした社名ロゴ
種苗・一般農業資材販売会社のトヨハシ種苗(豊橋市向草間町、川西裕康社長)は、1日から同社名を「トヨタネ」に変更して新たなスタートを切る。
同社は1968(昭和43)年に、川西種苗店、チカダ種苗店、ヤマニ種苗店、福井種苗店が共同で出資し誕生した。今回の社名変更は、2018年の同社創業50年をふまえたもので、長年親しまれてきた「トヨタネ」の愛称を残しつつ、過去の成功にあぐらをかくことなく、原点に立ち返る目的で企画した。
現在、同社は県内のみならず、静岡、三重にも営業所などの拠点を持つが、すでに他エリアでは、それぞれの地域に密着した展開を進める上で、豊橋市を強くイメージさせる旧社名ではなく、愛称の「トヨタネ」を全面に打ち出していた。また、今回の社名変更をきっかけに、環境制御システム「プロファーム」など、同社オリジナル商品のさらなる販路拡大と、全国レベルでのブランド力向上をめざしていく。
社名変更と同時に、企業の宣言ともいえるタグラインを「豊かさ実る、タネを。」と決めた。社名の「トヨ(豊)タネ(種)」を連想させるとともに、農家の豊かさ(=生産性を上げる)のタネとなり、ひいては日本の食や暮らしを豊かに実らすタネとなることも表現している。
社名ロゴは、「大空」「作物」「土壌(畝=うね)」をシンボリックにデザイン。「大空」と「作物」で{Toyotane}の「TT」を表現しており、「土壌」は、これまで同社が培ってきた知識や経験、さらには新しい価値を創造する先進性・新鮮さを表している。