きょうまでトヨタネ/豊橋で50周年記念展示会/「農業をここから動かそう」テーマに
2018/11/22
トヨタネのブース(ホテルシーパレスリゾートで)
農業製品販売のトヨタネ(豊橋市向草間町)が21日、豊橋市神野新田町のホテルシーパレスリゾートで50周年記念展示会を始めた。関心を集めているハウス内の環境制御システムが紹介され、訪れた生産者や農業関係者らでにぎわっている。22日まで。
展示会のテーマは「農業をここから動かそう」。会場の中央のトヨタネブースで、紹介されている環境制御システムは、日本版セミクローズド(半閉鎖型)ハウス。そこで用いられている風などのコントロールシステムや、外部からハウス内の様子がわかるモニターなどが提案される。環境改善につながる二酸化炭素、光、廃液、湿度に関する制御盤や除菌フィルターなどの商品や、省力化を求めるココヤシからなるココバッグ栽培システム、高所作業車などの商品などトヨタネの勧める商品などを伝えている。
このほか、72の企業が出展し、野菜や花、肥料、土壌改良剤、監視システムなど多くの展示をしている。
また、市内東高田町のトヨタネ研究農場では農場展示も行っている。農場で実際に最新の管理システムなどの様子を機械で説明。各品種の野菜が実際にハウスや露地で育っている様子なども展示している。
参加した静岡県浜松市で農業を営む大橋一英さん(43)は「普段見られない研究農場なども見られて、開発の話も聞けて、知らなかった栽培技術も知ることができた。良い経験になった」と語った。