藤ノ花女子高校で十二単講座

2006/06/07

2年の山本里美さんがモデルを務めた十二単講座

 藤ノ花女子高校(豊橋市老松町、伊藤邦彦校長)は6日、同校で十二単講座を開いた。着付けの実演を通し、生徒たちは平安時代の文化に触れた。

 2年生普通科の古典授業の一環で行っており、今年で8回目。2年の約100人や3年の一部、保護者が出席した。

 同日は2年の山本里美さんがモデルを務め、講師を小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんなど5人が担当。小袖に長ばかまを身に付け、もえぎ色の単、ピンク系の五衣、打衣などを重ねて、裳(も)を結んで完成した。1枚ごとに先生から解説があると、生徒たちはメモを取るなどして興味深そうに見守った。終了後はみなで記念写真を撮り、間近で十二単の美しさを観賞した。

 終了後でようやく笑顔が出た山本さんは「1度着てみたいと思って立候補しました。重いけど、着る事ができてうれしい。平安時代の人は大変だったんだと思いました」と話していた。

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