「キャッシュカード詐欺盗」防止へ

高齢者の支払限度額を20万円に設定/豊川信金

2020/08/12

注意喚起をする職員

 豊川信用金庫は全国的にも増加している「キャッシュカード詐欺盗」を食い止めようと、11日から高齢者の顧客を対象に、キャッシュカードの1日あたりの支払限度額を20万円に設定した。それに合わせて来店客に特殊詐欺被害防止の注意を喚起した。

 豊川市内の全18店舗で、職員たちが豊川署から提供されたチラシなどを配った。チラシには、警察官などを名乗って被害者と接触し、キャッシュカードなどを封筒に入れさせて隙を見て別の封筒にすり替えるなどし、被害者のキャッシュカードを持ち去るというカードすり替え詐欺について記載されている。他人にキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしないよう呼びかけている。

 営業統括部営業課の鈴木久弥課長によれば、同金庫の顧客も同様の詐欺被害に遭っているという。「ここ数年被害が減っていない。これを機に少しでも減らせれば」と期待した。

 支払い限度額引き下げの対象者は、今年7月31日以降に誕生日を迎える65歳以上で、過去1年間キャッシュカードで1日20万円を超える引き出しをしていない人としている。

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