豊橋中央高校で卒業証書授与式

中川拓真捕手ら223人が学びや巣立つ

2021/02/20

答辞を読み上げる伊藤さん（豊橋中央高校で）

　豊橋市鍵田町の豊橋中央高校は19日、同校第一体育館で卒業証書授与式を開いた。オリックス・バファローズのドラフト５位の中川拓真捕手を含む、普通科１８７人、家政科36人の計２２３人が学びやを巣立った。

　式では、卒業生全員の名前が読み上げられ、高倉嘉男校長が、普通科の代表、感本（みなもと）隼人さんと、家政科の代表、宮端樹里さんに卒業証書を手渡した。

　高倉校長は、「人生は運が良い人が勝つ。運は変えられる。運をこまめに使わず、自分はラッキーだと思って生活することが大事。いつも絶好調の気分で成功をつかんで」と祝辞を送った。

　卒業生の部活動やボランティア、家庭科技術検定での活躍などにも触れ、功績をたたえた。

　在校生送辞では、２年生の三上明文さんが、「当たり前の生活ができない不安の中、先輩たちが導いてくれた。就職率１００％で、中川さんは本校２人目のプロ野球選手。誇りに思う」と感謝した。

　卒業生答辞では、伊藤智哉さんが３年間の学校生活の思い出を振り返り、恩師と家族、後輩らに感謝。最後に仲間たちに、「高校での経験を糧に、新たな世界へ旅立とう」と呼びかけた。