桜の季節 

期待の「裏」へ

第五章 第2回

2021/04/04

松井快吏㊧は土屋来嵐に迫れるか

 まもなく新1年生を迎える桜丘の新チームは兵庫遠征を行っている。この時期は結果よりも内容が重要だ。今夏へ向けて着実にチーム力を高め続ければ、大舞台で期待通り良い成績を残せるはずだ。

 コロナ禍で開催が危ぶまれているが、北信越総体(インターハイ)は東京五輪と同時期に、7月24日から新潟県長岡市アオーレ長岡で開催される。約3カ月半後に迫った本番を見据え、課題と収穫を見極めておく必要がある。

 新戦力を待つチームの中で2、3年生にとっては、今が正念場となる。ここで頑張らないとベンチにすら入れないかもしれない。今年は期待の1年生が多く入部する。ポジション争いで勝つために何が必要か。改めて、自分自身を見つめ直す良い機会だろう。

 前回に続いて、期待のルーキーを紹介していく。江崎悟監督が「視野が広く判断力もある」と評価したのが、PG松井快吏だ。結果的には開催中止となったが、(豊橋市のクラブチーム)F・M・Jの主将としてチームメートを引っ張り、第9回U15クラブバスケットボールゲームス2021の出場権を手にした。

 体格は身長167センチ、体重60キロと小柄だが、試合の流れを読む洞察力がある。土屋来嵐のポジションを奪うくらいの活躍を見せ、レギュラー争いに名乗り出てほしい。

 松井は「(目標は)チーム練習についていくこと。早く高校のレベルに慣れ少しでも勝利に貢献したい。大事な場面で仲間の欲しい所へパスを出せる選手になりたい」と遠慮がちに話した。まだ彼のプレーを見ていないので本質は分からないが、良い意味で期待を裏切ってもらいたい。

さて、どうなるのか。

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