本多プラス専務が講演

2006/10/13

受講者に事業戦略について語る本多孝充氏

　経営の実践的な知識・ノウハウについて学ぶ「経営革新塾」（豊橋商工会議所主催）の講座が１１日夜、豊橋商工会議所で開かれ、若手経営者や経営幹部約３０人が聞いた。

　全９回講座３回目の同日は、０５年に愛知ブランド企業に認定された本多プラス（新城市川路）専務の本多孝充氏が、小型ブロー成形で国内トップのシェアを確保した事業戦略を紹介した。

　本多氏は「他人（ひと）のやらないことをやる」を同社の経営理念に、修正液ボトルなど小物ケースに特化した事業展開の歩みを話した。「どんな複雑な問題もシンプルに考えればシンプルに解決できる」と強調し、社名の発想の転換や玄関ショーケースの配置替えで社の雰囲気が変わったと伝えた。

　また、技術とデザイン力を生かした化粧、医療分野への進出や自社ブランド事業の取り組みなどを紹介、受講者は経営のヒントを得ようと熱心に聞いていた。

　後半はビジネスリンク代表の西川幸孝氏がマーケティング戦略について話した。次回講座は１８日に開かれる。