先人への感謝と書道上達祈願

会員や小中高生、氏子総代ら出席/新城・富永神社で筆塚供養

2024/03/29

筆塚の前の参加者等ら(新城市の富永神社で)

 新城市の富永神社境内にある筆塚前で28日、筆塚供養(同市文化協会書道クラブ主催)が行われ、会員ら関係者、書道を学部代表の小中高生、氏子総代ら約40人が筆供養と先人への感謝供養、書道上達祈願を行った。

 東三河最大、全国でも最も大きいものの一つと言われる同筆塚は高さ約2㍍。1978年、同クラブ前身の南新書道クラブが、設立10周年を記念して建立した。会員そろっての供養は1994年以後行われていなかったが、17年に23年ぶりに行われ、以後、原則3年ごとに供養を行うことになっている。

 この日は、いつ雨が降ってもおかしくない天気だったため、最初に筆塚の前で記念撮影をし、祈願は本殿で行われた。夏目定佳宮司が祝詞を上げ、丁寧に筆供養を行った。

 金子華石会長は「きょうは初めて児童、生徒さんにも出席いただいた。動物の毛で作られている筆はもちろん、墨、硯、紙やそれを作った職人さんなど、すべてに感謝してほしい」とあいさつした。

 来賓として出席した中嶋孝佳学校教育課長は「道を極めるには、大リーグで活躍したイチローのように道具を大切にする心、道具を作ってくれる人への感謝の気持ちが大切。書道を学ぶ皆さんにはその心があると思う」と期待を述べた。

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