熱中症特別警戒アラート運用開始

健康や命に重大な被害が生じる危険な暑さ予想

2024/04/25

昨夏、子どもたちが水遊びで暑さをしのいだ赤塚山公園(豊川市市田町で)

 環境省による「熱中症特別警戒アラート」が24日、運用が開始された。過去に例のない、人の健康や命に重大な被害が生じる危険な暑さが予想される場合に発表される。

 気温だけでなく湿度や風の状況も考慮した暑さ指数が、すべての観測地点で35度以上になると予測される都道府県に発令され、前日の午後2時ごろに発表される。環境省が3年前から運用しており、暑さ指数33度以上で発表される「熱中症警戒アラート」よりも一段高いレベルで警戒を呼びかける。

 自治体はエアコンを完備した施設を、猛暑からの避難所「クーリングシェルター」として事前に指定し、特別警戒アラートが発表された際にはこれらの施設を開放することなどが求められている。東三河では、蒲郡市で市役所や公民館など25カ所が「涼み処『涼みん』」という名のクーリングシェルターに指定されており、今後は他市でも指定が見込まれる。

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昨夏、子どもたちが水遊びで暑さをしのいだ赤塚山公園(豊川市市田町で)

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