東三河データファイル 

コア技術に特化したNC事業

2014/11/18

東海日日新聞社運営の「東三河データファイル」に参画するISO(アイエスオー)。昨日に引き続き山口耕平社長に、人材派遣業のほか、7年間で同社の事業の柱のひとつに成長したNC事業を中心に今後の展開などを聞いた。=※聞き手、東海日日新聞社・白井収社長

自社製品開発で遠隔操作と一元管理可能に

—大手電機メーカーの受託開発をきっかけに発展したNC事業だが、具体的には何を開発したのか
 工場内で稼働中のNC(数値制御)工作機械をイーサーネットで結び、1台のパソコンで一元管理できるソフトの開発です。生産管理・加工プログラムのデータ送受信・監視機能を搭載しています。

—メリットは何か
 1つの工場にはいろいろなラインがあり、各ラインには加工に適したさまざまなメーカーの工作機械が配置されております。加工状況を確認するためには工作機械メーカーが用意したソフトで行います。加工プログラムのインストール方法はメーカーによって異なるため、各メーカーに対応したソフトを開発しました。これにより各ライン同じメーカーの工作機械でないと一元管理できなかったのを、メーカーの枠を超えて工作機械の状態監視、遠隔操作など一元管理ができるようになりました。自社製品「on Service(オンサービス)」を開発し、2012年には上海に販売会社も設立しています。

世界中で使われるのが目標

—コアな部分に入り込んだと思うが
 国内にはNCメーカーが2社あり、1社の開発を受託できたことで工作機械のNC側と機械側の両方の技術を習得した事が事業展開上、大きかったと思います。現在は、NC工作機械にかかわるソフトウエア開発と、中国語技術翻訳を行っています。中国語の技術翻訳は大手工作機械メーカーのホームページや各種マニュアル(操作、メンテナンス、プログラム設定)などを専属で発注いただいております。開発から翻訳までワンストップで受注することも多く、今後は英語圏にも広げていきたいと考えています。

—中国では就業感の違いはあるか
 契約主義です。中国では契約社員が当たり前で、金銭的にもドライでシビア。ただし契約事項は遵守。その点では日本人の方がルーズかもしれません。

—今後の事業展開について
 人材ビジネスの事業環境は、リーマンショック以降、厳しい時代が続いていますが、事業方針である、人と企業の架け橋となり、就業のミスマッチを無くすべく、日々、努めていきたいと考えております。最近の取り組みとしては、採用代行サービスや、地元の企業向けに人材紹介を低価格で提供しています。

 現在は、中国と日本を行き来する生活です。2007年、上海に会社設立当初は、日本と中国の国民性や生活環境の違いに戸惑い、苦労することも多々ありましたが、今では日本と中国の往復をくり返す暮らしも楽しめるようになり、充実した日々が送れていると感じられるようになりました。

 今後も、自ら掲げる事業方針を信念に貫きながら、人の役に立てるよう尽力していきたいと考えています。

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