日本の伝統 肌で感じて

武家貴族の美意識「用の美」紹介/能装束や能面150点を展示/田原市博物館で特別展

2017/08/27

 田原市博物館で特別展「近世能装束の世界 用の美―武家貴族の美意識」を開催している。12月10日まで。

 文武両道を極めた武家貴族の優れた美意識に裏打ちされた高い教養と精神性が結実した能装束・能面など150点を展示し、「用の美」を紹介している。

 「能」は14世紀に大成された日本を代表する伝統芸能。武家文化を中心に発展し、能面は桃山・江戸時代初期に、能装束は江戸中期18世紀に武家式楽として盤石の地位を得た時に完成した。

 近世の能面・能装束には各曲に必要な位がある。豊かな表情を創り出す能面や、品位のある優麗・静寂・端正な美しさがある能装束は、移りゆく時の流れに伴う傷み、修復による変化は一時限りの深い情致を薫らせ、能曲に登場する人物の奥深い内面に潜む微妙な心と唯一相応。この移ろいは時代を超え、人々に深い感銘を与え続ける。

 期間中のイベントとして、特別公演観世流による能講座「装束付」と「羽衣」演能が10月11日午後1時30分から崋山会館で開かれる。図録を買った人は、前列の特別観覧席(整理券配布)が用意される(当日先着60人まで)。鈴木利昌館長は「日本の伝統を堪能してほしい」と話す。

2017/08/27 のニュース

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