「いくつかの岐路」開催

現代アート作家の鈴木さんら6人企画展/新城市門谷

2017/09/12

 鈴木孝幸さんら6人の現代アート作家による企画展「いくつかの岐路―所有について」が9日から、新城市門谷の旧門谷小学校で開催されている。10月1日まで。

 同展は、木造校舎を舞台にした現代美術展で、今年4回目。鈴木孝幸代表(35)=同市長篠=は、「境界をまたぐひと」のテーマで、切り出した木を使いグラウンドに直径18メートルの円形オブジェを制作。校内には鉄板の作品を展示。「複
数の視点を作品に取り込んだ」という。
 山口諒さん(27)=北名古屋市=は、校舎の一部をトレースし映像や立体として展示。「建物には恐怖の対象だけではない隠れた幽霊がいる。人によって見え方が違う幽霊と対面してほしい」と話す。

 織田真二さん(36)=清須市=は、教室の床板の節に金箔(きんぱく)を貼った作品「100ナノメートルの銀河」を制作。少年期の山奥での記憶をイメージした。人や時間による見方の違い(多様性)をねらう。

 大和由佳さん(38)=埼玉県和光市=は、初めての人前パフォーマンス「洗濯のためのドローイング」。「音無川の水と鳳来寺山からの風を吸収するような作品にしたい」と挑戦した。

 鈴木淳夫さん(40)=豊橋市=は「彫る絵画」を出展。アクリル絵の具を彫刻刀で彫る独特の技法で制作。大きな作品と彫られた絵の具で作ったかわいい作品は、色鮮やかで美しい。

 地元門谷の名倉達了さん(33)は、硯石の材料・粘板岩で作品を制作。名倉さんの父は硯刻家の名倉鳳山氏。粘板岩は幼い頃から身近にあり、その特性や魅力がわかっている。「シンプルだが、それぞれの作品の色や特性、形や配置など様々な要素があるので、じっくり時間をかけて見てほしい」と話す。

 同展には、東陽小5・6年33人の「やまのカオイロ」の作品も展示されている。開催時間は午前9時30分~午後5時まで。水・木曜休み。入場無料。最終日午後1時から、アーティストトークも開催。

2017/09/12 のニュース

前列左から名倉さん、孝幸さん、山口さん、後列左から織田さん、大和さん、淳夫さん(新城市門谷の旧門谷小学校で)

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