3万2000票のゆくえ

新たな区割り 14区編入の幸田町/根強い西三河意識―戸惑う住民/■各候補は知名度向上図る

2017/10/17

 今月22日に投開票が行われる衆院選で、今回から愛知14区に幸田町が編入された。同町は新城市や蒲郡市など、少子高齢化の問題を抱える14区の自治体とは異なり若い世帯が多く、町民は西三河を生活圏とする。各陣営では同町の約3万2000票を取り込もうと、知名度向上を図る選挙戦を展開している。

町政は教育に重点 国政へは何を期待?

 幸田町は、岡崎、西尾市で構成する12区から14区への変更となった。町によると、今月10日時点の町の人口は4万1027人。有権者数は3万1998人となっている。65歳以上の高齢化率は20・5%。新城市の約33%、蒲郡市の約28%、豊川市の約25%と比べ、若い世帯が多く生活しているのが特徴。

 町の職員は「町民は西三河の住人である意識が根強い」と語る。家族で出かける際などは、岡崎市や安城市の大型店舗に出向く傾向が強いという。近年、JR幸田駅周辺では区画整理や開発が進み、新興住宅が増加。岡崎市や安城市の大手企業に通勤する世帯が流入する傾向が続いている。小中学校の統廃合もなく、児童生徒の増加により校舎の増築を行い、クラス数が増えた学校もある。

 前回、2014年の衆院選挙の投票率は66・4%と高い値を示した。12区の前職議員は、町の祭りや催しに頻繁に顔を出して町民と交流。今回14区に立候補している候補者3人の認知度は町民の間では低いとみられ、町の選管は投票率への影響を懸念している。

 町民の男性は、14区への編入について「なぜこのような区割りになったのか不思議。変更自体を知らない人もいる」と戸惑いを隠せない。「誰に投票してよいのか分からず、今回は選挙に行く気はないという人も多い」と話している。

2017/10/17 のニュース

若い世帯が多い幸田町の有権者の審判は…(写真は幸田駅前)

有料会員募集

東三河の家造り「住蔵」

連載コーナー

ピックアップ

東三河見ごろ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.