船山第1号墳被葬者は三河の首長か

築造方法確認・畿内影響など11日に説明会

2018/02/08

 道路の拡幅に伴い一部解体を進めている豊川市八幡町上宿の三河地方最大級の前方後円墳「船山第1号墳」(市指定史跡)で、墳丘盛土の築造法が大阪を中心とする畿内でみられる「土塊積み技術」であることが分かった。前回の発掘の出土品から、被葬者が畿内勢力と関係のある権力者だという推測が示されたが、その説がより濃厚になった。

 断面は高さ約6メートル幅約50メートル。市は昨年6月から先月まで作業・調査し、約25キロの赤土などの塊を積んで平坦にならし、それを5段重ねた「土塊積み」の工法でできていることが分かった。畿内で一般的な工法で、かつ権力のある首長の墓のみに用いられたという黒土の塊も混ぜられていたことから、三河地方の首長級の人物が祀(まつ)られている可能性が高い。

 7日に報道関係者へ説明があり、生涯学習課の天野雄矢さん(32)は「古墳の築造過程が見られるのは珍しい。畿内の影響が改めて確認できた」と成果を話した。今後、断面部はコンクリートのよう壁となるため、市では土の剥ぎ取り作業をして展示をする。

 11日の午後2時から、一般市民向けの現地説明会を開催。駐車場はなく、北東350メートルにある豊川メイツクリニックが臨時駐車場になるが、台数に限りがある。市は公共交通機関(国府駅から徒歩5分)の利用を勧める。

 問い合わせは、生涯学習課=電話0533(88)8035=まで。

2018/02/08 のニュース

墳丘盛土の断面の説明をする天野さん(豊川市八幡町で)

特殊なシートで行う土の剥ぎ取り作業(同)

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