森林を生かした地域づくりへ

穂の国森づくりの会が創立20周年迎え記念事業/豊橋市

2018/02/08

 創立20周年を迎えたNPO穂の国森づくりの会(神野吾郎理事長)は6日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで記念事業「『穂の国の森』これまでとこれから」を開催し、官民から関係者が多数出席した。

 同NPOの活動を映像で振り返ったほか、写真家宮澤正明さんが監督したドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~」を鑑賞した。
 パネルディスカッションでは、森林を生かした地域づくりを巡り討論。奥三河で林業に携わる新城キッコリーズの田實健一代表は、林業の担い手を育てる上で移住者向けの住宅や安定的な仕事の確保が不可欠との認識を示した。

 元証券マンでもある「うみやまあひだ」プロデューサーの瀧澤信さんは都市部に偏るお金の流れへの問題意識から、森林を念頭に「自分が本当に価値があると思うところに投資してほしい」と呼びかけた。

 田口高校の宮本憲農場長は、同校林業科の学習内容を紹介する中で「体験しないと分からないことが多い」と述べ、実習重視のカリキュラムを説明。「2017ミス日本みどりの女神」の野中葵さんは、これまで訪れた里山について「魅力が詰まって楽しめる。レジャーでも親しめると実感した」と話した。

 コーディネーターを務めた神野理事長から「森林情報センター」の話題が提供された。森林のあらゆる情報を集約し、その多面的価値を体感でき、上下流の交流の場となるはずの施設だが実現のめどは立っていない。

 会場にいた穂積亮次新城市長は、24年度に導入される「森林環境税」や設楽ダム建設、東三河広域連合の発足を好機と捉え「森林情報センターを作る大きなチャンスだ」と指摘した。

2018/02/08 のニュース

活発に意見交換したパネルディスカッション(穂の国とよはし芸術劇場プラットで)

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