自生地守った30年の記録

中西正さんら「小堤西池のカキツバタ群落」出版

2018/02/13

 鳳来寺山自然科学博物館学術員の中西正さん(68)=豊橋市三ノ輪町=ら調査グループは、『小堤西池のカキツバタ群落―カキツバタ群落を守った人たち』(中西正、浜島繁隆、鈴木達夫編著、シンプリブックス)を出版した。30年にわたるカキツバタ群落の調査結果をまとめたもので、池周辺の植生の移り変わりや、群落の保護に努めてきた人たちの奮闘ぶりがつづられている。

 刈谷市の北端に位置する小堤西池(2万330平方メートル)は、カキツバタの日本三大自生地とされ1938年、国の天然記念物に指定された。調査班は年1~2回、計9カ所で定点調査を行ってきた。

 群落は戦中、戦後の混乱期に放置され、絶滅の危機に瀕(ひん)したこともあったが、カキツバタを守る会を発足させた元教諭杉浦正巳氏を中心に、地元住民らで除草活動などを展開した。

 中西さんは元高校教諭。本紙で「104日間地球一周」を連載している。「趣味やボランティアで自然保護に関わる人が増えてきた今こそ、方向性を示せれば」と出版の意義を話
す。

 A5判、121ページで650部を発行。税別2000円。精文館書店や豊川堂で取り扱っている。

 問い合わせは中西さん=電話0532(62)9114=へ。

2018/02/13 のニュース

「小堤西池のカキツバタ群落」を出版した中西正さん(東海日日新聞社で)

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