出演映画のエピソードなど語る

豊橋出身の加藤菜津さんスロータウン映画祭に登場

2024/02/15

豊橋の良さは「人がすごく温かいところ」と語る加藤さん(穂の国とよはし芸術劇場プラットで)

 豊橋市出身の俳優、加藤菜津さん(21)が、地元で開催中の「とよはしまちなかスロータウン映画祭」に登場した。映画「ロストケア」(2023年公開、前田哲監督)の上映後、撮影秘話や俳優を志したきっかけなどを語った。

 加藤さんは市立花田小学校、羽田中学校、県立時習館高校の出身。「ロストケア」は、主演の松山ケンイチさんの後輩にあたる新人ヘルパー役で出演した。

 穂の国とよはし芸術劇場プラットに集まった約230人の観客を前に、加藤さんは「高校までどっぷり豊橋で育ち、今、東京で大学に通いながら俳優活動している加藤菜津です」と笑顔であいさつ。

 「ロストケア」の撮影中におなかが鳴ったハプニングや、試写会で見せた検事役の長澤まさみさんの気遣いなど、出演者との心温まるエピソードを披露した。

 役はオーディションでつかみ取った。「こんなにすごい俳優さんたちがたくさんいて『私、大丈夫なのかな』と自信をなくした部分があったんですけれど、映画を見返すとやはり素晴らしい作品で『自信を持って頑張っていかないと』と改めて思いました。この作品にすごく感謝しています」と話した。

 役者を志したきっかけは、豊橋市内で行われた映画やドラマの撮影にエキストラで参加したことだと言う加藤さん。特に2夜連続大型ドラマ「LEADERS(リーダーズ)」では、主演の佐藤浩市さんの演技を間近で見て、「小学生ながらにすごく鳥肌が立った。こんなに人の心をつかめる職業はすごいなと思った」と振り返った。

 初めてのトークイベントだったが、中学、高校の同級生や東京からも友人が駆けつけ、会場は終始、温かなムードに包まれた。最後は、観客と共に記念撮影し「これからもどんどん頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

 イベント終了後、取材に「豊橋の市電が好きで、レトロな喫茶店もすごく多いイメージがある。そういうところで撮影したら、おしゃれな映画とかできそうなので、やってみたいなと思います。映画の撮影で豊橋に戻ってくるのが一つの夢」と今後の目標を語った。

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